私が塗装業に従事する前は
「建物が汚くなったから塗り変えるんだな」などと思っていましたが
もちろんそれだけではありません。
今後のリフォーム計画のご参考にしていただければと思います。
解説しております。
1.建物の保護
塗装の役割の一つは建物躯体表面を保護してあげること。
躯体の表面、モルタル、コンクリート、ALC、鉄などがありますが、
この表面にはなんらかの仕上げ材を施さなければ、
水分を吸水したり、紫外線、空気に触れるなどの影響で躯体は傷んで
しまいますので、塗装やタイルなどで保護をしてあげます。
これにより躯体の表面は守られますが、表面にある仕上げ材はもちろん
永久には使用できません。
それは躯体の代わりに雨風、紫外線、排気ガス等の影響を受けている
からです。
ある年数を過ぎたら、新しく塗装、補修等メンテナンスをしなければ
躯体を守れなくなってきてしまいます。
2.美装、デザインを楽しむ
ご予算の範囲内でこだわりを持ち、好きな質感の材料を使い、
好きな色を選び、オリジナルの建物・居室を演出することができます。
衣服やお車などと同じで、明るめで原色に近い彩度、明度の高い色が
お好きな方、また、彩度、明度が低い落ち着いた色がお好きな方など、
建物もその時々のご自分に合ったものを選ばれる事は
生活している中での楽しみの一つでもありますね。
3.特殊機能
往来の塗料では硬質、弾性、油性、水性程度の選択肢でしたが、
最近では、遮熱、断熱機能を付加させた塗料を塗装することで
綺麗+特殊機能を付けるという事もできます。
この他にも、塗ることにより汚れが固着しづらくなる、
虫が近寄りにくくなる、カビを発生しづらくする、
黒板になったり、マグネット機能をつけるなど
様々なものがあります。