塗装機を使用して仕事をすることがあります。
手塗りと比較したときのメリットとしては、
まず、スプレーでパーっと吹き付けることができるので
「作業のスピード」が違います。
また、手塗りの場合ですと塗料の含み・塗り手の圧力のかけ方で
仕上がりが多少まばらになったり(そこが"味"とも言えますが)しますが、
塗装機の場合は、スプレーで吹くことで全体的に安定した仕上がりと
なります。
そんな便利な塗装機でありますが、
たまに機械のトラブルで使用不可能な状態に陥ることもあります。
「機械の調子が悪いので日にち変更をお願いします」と言える場合
ならば問題ないですが、
後工程がいっぱいの時には、そのまま機械なしで続行をして
仕上げてこなくてはいけません。
そういった時には、結局、基本のローラーと刷毛を駆使して
綺麗に仕上げることとなります。
時間にすると3倍程度かかり、必死に汗水垂らしながらの手作業と
なります。
このようなことが起こると、塗装機の有難みもよく分かり、
また、手塗りの良さ、味というのも分かる時間となります。
塗装機が使用不可能になったときの絶望感に負けないために
そういった場合にもサッと手塗りに切り替えて対応できるように
心も体も技術もしっかりと鍛えていこうと戒めました。
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