(ご依頼時の状態)
渋谷道玄坂にある物件で
スラブの塗装工事です。
スケルトンは天井が高くなるので
空間開放感はあるのですが
そのままですと衛生状態はよくはありません。
場所によっては埃、中性化による粉が舞う事もあります。
コンクリートに塗料を被覆させることで
美観向上、埃、粉の飛散を抑える事もできます。
更にコンクリートが受ける空気、湿度、温度による
悪い影響も緩和する事ができます。
この建物は4階ですが
エレベーターがないため
階段で搬入搬出となります。
エアレスで天井を吹き付けますが
往来のエアレスは
重さが40キロ程度あり、
階段で運ぶのが大変なので
KEN塗装では新しい塗装機を
導入しました。
【施工中】
小型のエアレスでセイワ産業さんの
超軽黒帯くんです。
重さは12キロで、
パワーは普通のエアレスよりは
小さいですが、
100平米ぐらいなら気長にゆっくり
吹き付けられます。
ローラーでもできますが
吹き付けた方が手間もかからず
仕上がりも綺麗で速いです。
この機械の使用感としては、
軽いので運ぶのも楽ですし、
最近の塗装機は以前のものよりも
材料が飛び散らないような
気がしました。
養生をしてあく止めシーラーを吹き付けます。
ホース、エアレスガン機も養生しました。
店舗の工事のため
他の仕上げ材、設備品があります。
養生する所は結構沢山あります。
シーラーを入れました。
画像が分かりづらく
すみません。
吹き付けるとこのくらい周囲はぼやけます。
中塗りです。
今回は、しみ止め効果のある
塗料を塗りました。
N90(色番号)、半艶です。
途中、塗料の重さで養生の一部が
落ちてしまい、一旦養生を直したり
しました。
水性でも人体の呼吸器には
影響がありますから、
防塵マスクは必需品です。
作業中は、換気しつつ
休み休みやることで
新鮮な空気を体内に取り込むのが
大切だなと最近は思うように
なりました。
【施工後】
上塗りが終わって養生を剥がしたら完了です。
灰色や黒っぽく見えているのはコンクリートの巣穴です。
「そのままで」とのことで、今回は埋めていません。
この現場は渋谷なので人が沢山通りました。
こういう時は道具の搬入、搬出に特に気を使います。
なるべく綺麗な道具を持っていくのが大事です。
綺麗でなくとも梱包なりして隠せば大丈夫です。
施工日数はストップシーラー、水性ケンエース
3回塗りになるので数量が小さくても2日はみないと厳しいです。
雨染みや焼けは止まらない場合がありますが
そういう場合はポイントで弱溶剤を使います。
全面に塗るよりは臭気が軽減されるため
勘弁してもらえる可能性が高まるのが経験上言えます。
下地コンクリートスラブ、EP-G(エマルションペイントグロス)仕上げ
臭気を気になさらなければ弱溶剤で塗装した方が仕上がりは安定します。
しかしクレームがきて工事がストップしてしまう事もあるので
時間は掛かってしまいますが近隣、周辺様に工事による
ご負担を極力軽減させるためオール水性工法が
KEN塗装では多くなっています。
↓別の現場ですがKEN塗装で施工した吹付の作業風景を動画で見れます。
ぜひご参考にしてください。