(ご依頼時の状態)
屋根は艶が退けてしまい
チョーキング現象が
進んでおりました。
屋根の別の角度からの写真です。
こちらも、屋根の別の角度からの
写真です。
外壁や下地にひび割れが多々あり
シール材で補修した後があります。
トップコート材も
すでに消耗しきっております。
外壁にガス管などが這っていますが
貫通部の補修が意味をなさなく
なっております。
シール材などで新たに補修を
します。
所々、モルタル層が
湿気等の影響で剥がれて
おりますので、
撤去して新しくモルタルを
付け直します。
シャッター、キリヨケ、樋も
塗り替えます。 この写真でどこか分かる方は
なかなかの東池袋通だと
私は思います。
外壁に植物が巻いておりました。
バーナーであぶり撤去をし、
塗り替えします。
シャッターは錆びているので
ケレン後2液エポキシ錆止めを
塗り、ウレタン2回塗りを
します。
【施工中】
外壁の旧塗膜が浮いてしまって
いるところを削っているところ
です。
ひび割れの箇所は、
モルタル撤去後、左官補修、
既存下地を強くするカチオン材
を塗ります。
ひび割れにそってグレーの色が
付いておりますが、
こちらは「スムースエポ」という
ひび割れ充填剤です。
0.3ミリ~0.5ミリ程のひび割れは
往来ですと、
「サンダーでUカット・Vカット→
コーキングを打つ→モルタルで
直す」
という工程が必要でしたが、
この「スムースエポ」は
サンダーで削らなくてもひび割れた
内部に入っていき、
ひび割れに追従してくれるという
材料です。
往来の「Uカット・Vカット補修」は
補修の跡が目立ちやすかったの
ですが、「スムースエポ」は
目立ちづらいというところも
メリットです。
工程は、
「ひび割れにそって霧吹き状の
噴霧器で洗う→ひび割れ内部の
埃を掃除する→表面が乾いたら
スムースエポを規定量注入」
という流れです。
「内部に水分があるのに大丈夫?」
…と思われるでしょうが、
この材料は(湿気硬化型)なので
問題ないです。
ひび割れの周りにはみ出した材料をシンナーで少し浸したウエスで
拭き上げて完了です。
強溶剤で仕上げる場合は、必ずはみ出し部を掃除してあげないと
仕上がり不良を起こすので注意が必要です。
築年数50年程度の建物の場合は
キリヨケ、木額縁の周囲にも
シールをする必要がある場合が
多いです。
壁、キリヨケの取り合いから
壁の塗料が剥けてきてしまう事が
ありますので、
シール材で剥けないように
押さえてあげます。
貫通部もシールを打ちます。
こちらは屋根の作業風景です。
ケレンをしてプライマーを塗り
遮熱シリコン塗料で中塗り中
です。
外壁も遮熱シリコンで塗って
います。
額縁の赤いところは
木部用のエポキシ下塗り材です。
一応「ブラウン」という色ですが
「赤錆び色」だと私は思います。
足場解体前、メッシュシートを
剥がしたところです。
仕様は
・屋根 クールタイトsi
・壁 水性クールテクトsi
・付帯 セラmレタン
・サッシ アレスリフレ
です。
戸建て住宅で"省エネ"を意識して
屋根・壁は遮熱シリコン仕様に
なりました。
彩度が高くなり、
若々しい装いになったのでは
ないでしょうか?
10年間耐え凌いでくれる仕上げ
にしました。
サンシャインも背景に入れて
撮りました!
この辺りにお住まいの方から
聞いたお話ですが
「人通りがあるので、
泥棒の心配は少ないのだけど、
一部の人がゴミを放り投げたり
する」という事でした。
確かにタバコの吸殻・
飲み物の容器・週刊誌・
噛んだ後のガム…などが
ブロック塀の中、道路脇や
道路上に捨てられていました。
たいした手間でもないので
ゴミの始末はちゃんと各自で
やってもらいたいものですね。
捨てて気が楽になるのかわかり
ませんが、人間性を疑いたくなる
ような行為と思います。
【施工後】
足場解体後の写真です。
シャッター・キリヨケ・
その他付帯物も
塗装完了です。
築60年の建物修繕工事もようやく完了です。
次回は10年後、下地材もしっかりと直してから塗り直しましょう。
その時は、屋根も剥がして下地からやり直してしまえば
ほぼ"柱と梁から上は新築"のようになりますね。
構造木造モルタル塗り 壁クールテクトサーフベース塗り クールテクトsi2回塗り仕上げ
瓦棒葺き屋根 クールタイトプライマー クールタイトsi2回塗り仕上げ
↓別の現場ですが、KEN塗装で外壁の塗装をしているところを
動画で見れます。作業風景のご参考にしてください。