(ご依頼時の状態)
シーリング劣化、塗膜劣化のため工事をご依頼頂きました。
雨水の侵入があるため
シーリングを先行して
高圧洗浄という流れに
なりました。
←水が入った跡です。
シーリングを撤去して
色々と加工を施し
水がここに集中しないように
します。
【施工中】
←撤去したシーリングです。 シーリング裏側には埃の塊が
付いてます。 水と洗い流された埃が
侵入し続けた歴史を
物語っています。
ALC版間部分、サッシ周り、
サッシ水切り皿上部分、
塔屋上笠木重なり部分と シーリングを打ち直します。
貫通部もシーリングをしないと
いけません。 今の建築物はパネルを現場で
張り合わせて作ります。 張り合わせ部分は
雨や埃を侵入させないため シーリングに依存することに
なるのですが このシーリングはゴム系のため
経年で必ず劣化して固くなり
切れてしまいます。
10年以内には切れてきますので 少なくとも10年に一度は
メンテナンスをする事を
おすすめしてます。
←下塗り、中塗り、一部上塗りを
したところです。
(ALCパネル右側3枚が中塗りの
状態です)
左側は3回塗り終わっていますが
ぱっと見でどこまでが何回塗り
なのか分かりませんね。 こちらはYouTubeの方で
特集してますので 良かったらご覧ください。
↓
動画
【施工後】
工事完成です。 樋とサビサビのアンテナも塗れるところを塗りました。
←こちらからも!
←こちらも!
←笠木は重ね部分が
シールを打ち込む厚さが
確保できないので
このようにバックアップ材で
高さを確保して
シールを10ミリほど厚く打ち、
バックアップ材を撤去した後、
更に三角打ちをして雨水から
守ります。
シールも被り厚さが足りないと
意味をなさないのです。
雨漏りしている物件でもそうだと思いますが
先ずは現場の状態を正確に把握して調査をしっかりすること。
しっかり調査は有料になってしまいますが
「何となくここが怪しい」と思う部分を
ポイントで施工したところで良い結果は得られないと思います。
また、当たり前ですが正しい施工をしていくことが重要です。
例えば、後付けで屋上に物置を置いたりしますと
水を排出する計算が大きく変わってしまいます。
雨水は道筋に沿って流れるため、集中した箇所というのは劣化スピードが著しく
加速していきますし、排出量がキャパオーバーして雨漏りになる場合というのを
結構見かけます。
建物の最初に建てた状態というのを完成系とした場合
安易にスペースがあるからと空間を拡げてしまいますと
よくない結果になる場合もございます。
下地ALC 微弾性フィラーベース塗り、ラジカル制御型塗料2回塗り仕上げ
↓こちらの現場は動画で見れます。作業風景のご参考にしてください。
↓別の現場ですが、KEN塗装で外壁の塗装をしているところを
動画で見れます。作業風景のご参考にしてください。