(その1 ひと手間かけたペーパー処理)
鉄部、木部の下地処理の工程の一つで"ペーパー処理と清掃"があります。
←こちらは錆止めの後に
再度ペーパー処理と
清掃をしたところです。
←こちらは中塗りの後に
さらにペーパー処理をした
ところです。
←こちらが仕上がりです。
鉄部と木部は各工程後のペーパー処理が仕上げにかなり影響します。
ザラザラした塗膜は凹凸があり、塗料が多いところと薄いところで
差がでてしまいます。
できる限り塗装する面は滑らかに仕上げてあげなければいけません。
この仕上げ精度が埃を留めやすさに影響がでます
時間と手間はかかりますがKEN塗装ではこのような作業を実践しております。
(その2 外壁の塗装の下塗りについて)
←外壁の塗装では
塗料をしっかり攪拌機で
混ぜた後に、このように
下塗りを入れます。
こちらの既存はスタッコで巣穴がたくさんあるので
多孔質ローラーで塗料をつけたあとウーローラーでならしました。
(多孔質ローラーとは材料を沢山乗せる事ができるローラーで、
マスチックローラーともいいます。
また、ならすときにウーローラーではなく多孔質ローラーでならして
塗りあげる"パターン塗り"というものもあります。)
これをすることで巣穴にも塗料が入り、綺麗な下塗り塗膜を形成します。
←仕上がりはこのような
感じです。
塗布量は正確に必要な量を
塗りつけるようにしないと
塗料がちゃんと機能しま
せんので、塗装寿命が
短くなってしまいます。
(その3 塗装の際の換気やお洗濯について)
上の写真の建物はご自宅部分と賃貸アパートの部分が
くっついており、約50坪ありました。
工期は約50日間でしたが、窓・ドア・ベランダなどは
部屋の中の換気をするために毎日の作業が終わり次第、
使用できるようにしておりました。
工事中であってもそこに住んでおられる方々は
「室内の空気を入れ換えたい」、「洗濯物を干したい」と思います。
その日施工する場所や施工内容によって
どうしても"時間指定"という時もありますが、
塗装工事自体がストレスにならないように、
その日その日でお客様としっかり打ち合わせをしまして
"できる限り通常通り生活をしてもらえるように工事を進めていく"という
ところも、KEN塗装の役目と思っております。
(その4 細かい部分も気を配ります)
←こちらの箇所は
以前、浴室を入れ替えた時に
壁の一部を鋼材で仕上げて
ありました。
こういった箇所の壁材に
水性塗料は適さないため、
溶剤の錆止めプライマー、
2液のセラMレタンで
仕上げました。
ここも職人としてのこだわりで
その場で塗料の色も
モルタル壁に似せた色を調色して
塗りました。
(まとめ)
メーカーから示されている塗料の塗布量と希釈率をしっかりと守ることは
もちろんですが、これまでの経験からいつもベストの施工方法を考えながら
作業していっております。
施工計画は立てつつも実際の現場優先で考え、
"今その時"の現場状況に一番適した仕事をしていけるように心がけております。
建物のことでお悩みの方は是非ご連絡をお待ちしております。